大学生の中でもタマサートとチュラロンコーンは特別である。それは求職数に対して求人数が圧倒的に多いからだ。だから、タイの大学生は日本の大学生のような就職活動はしない。学生が職を探す方法は、
1)2月初旬、大学の授業が終わる時期に大学構内で行われる就職フェア。学生を求める企業がブースを出す。2)先輩―後輩関係にもとづく推薦。後輩は先輩に車内の情報を聞き、先輩は後輩を推薦する。3)学生課に届け構内の掲示板に個別に求人情報を出す。また、学部長などの責任者に当該学部の成績優秀者リストをもらい、個別にアプローチする。工学部など科学技術系学部でも教授が就職先を紹介するということはあまりなく、先輩―後輩関係で学生は就職情報を得ようとする。それ以外の方法としては、新聞広告の利用がある。しかし、バンコクポストなどの英字紙では1週間掲載すると2〜3万バーツと少しコストがかかる。個人的な知り合いにどのように職を探したのか聞いてみるとインターネット("Job
Top Gun"等)を利用したと答えた。